ジャニー喜多川氏による性的虐待の「うわさ」を、私も以前聞いた事がありましたが、半信半疑のまま聞き流してしまっていました。
今こうして大問題になってようやく、自分の「人権感覚」の鈍さに気づき、愕然としています。
ジャニーズとして成功するためには、ジャニーさんの「性癖」につきあわなければならない…。それが「公然の秘密」であり「暗黙のルール」だったのではないでしょうか。
人権よりも、物事の善悪よりも、権力者の意向を重んじる社会。お互いに牽制しあい、「秩序」を乱す者は黙殺したり、疎外したり、叩いたりする社会…。ジャニーズ事務所の問題を通じて、日本社会の問題に気づかされた思いです。
日本で生まれ育ち、「同調圧力」を無意識に強烈に受けてきた一方で、「人権」という言葉の意味は、日本共産党に入党するまで考えた事もありませんでした。
気づいた今、そんな自分も社会も、変えていきたいと思っています。