【連載】れいコラム No.12 #食の安心・安全

我が家では、食事作りは私の仕事です。子どもの口に入るものは 「安心・安全」 なものを選びたい。なるべく手作りしたい…。そう思いつつ、現実は時間に追われ、外食やお惣菜に頼る事が多いです。

「手作り」 する場合も、とにかく時短が必要です。お米はもちろん無洗米。レンチンごはんの在庫も欠かせません。
カット済み野菜や調味肉、「○○のタレ」などの調味料、レトルト食品を多用しています。
外食やお惣菜、加工食品の安心・安全が気になります。

今、遺伝子組み換え作物や、国内では許されていない農薬やホルモン剤を使った輸入穀物や輸入肉なども、流通しています。
素材で買う時は表示に注意できますが、外食やお惣菜、加工食品は表示が不十分で、見えにくい問題があります。

個人的には、輸入小麦と輸入肉の現状がとても深刻だと思います。
いつか赤旗の広告欄に載っていた 「食べ物が劣化する日本」 という本を読み、知ってしまったのです。

リスクはゼロにできなくとも減らす事が大事だと思います。
毎日自分や子どもが口にするものの安心・安全は、ライフスタイルの範囲内で、改善できる事だと思っています。
まずは知識を増やす事….。
そして、やはりまっとうな政党を支持して、国民の安心・安全を追及する当たり前の政治にする事が欠かせないと思います。

【連載】れいコラム No.10&11 #学校のコロナ対策

新型コロナが「5類」とされたのにあわせ、学校の「コロナ対策」も変わりました。
マスクは自由。出席停止は5日に短縮。「濃厚接触者」という言葉は消え、オンライン授業も実質なくなりました。

おしゃべりしながら食べる給食。休み時間に自由に行ける図書室。子どもの楽しみが復活した事は、うれしいです。
でも、コロナは同じようにあるのに「5類になったからOK」というのは、論理的におかしくないか…?と思います。

「5類になる」前までは、家族などの身近な人がコロナになった時や、自分の感染防止のため、登校を自粛してオンライン授業を選択できました。その日は「出席停止」とされ、欠席とは区別されてきました。
でも今は、そのような理由でも「欠席」とされ、オンライン授業は受けられなくなりました。

学校に理由を聞いてみた所、「オンライン授業は、対面授業と比べると理解度が劣るから」、「体調がよくない時は、無理をせずしっかり休んだ方がよいから」との回答でした。無理のある説明に聞こえました。
出席日数は受験に影響します。子どもが無理して登校しなくてもよいようにするには、むしろオンライン授業の選択肢が必要な筈です。
感染防止の観点からも、自分が無症状でも家族が発症している場合は、オンライン授業で様子を見れれば安心です。
オンライン授業は理解度が劣る、とかいう前にもっと工夫して改善できる筈です。

そんな疑問を胸に、文科省のホームページを見てみた所、新型コロナに関する保護者向けQ&A集は、「5類」になる前の日付から更新されていませんでした…。
5類になってもう2か月が過ぎています。あえて「放置」なのねと、呆れます。

学校関係者向けのマニュアルは更新されていたので、見てみた所、「感染が落ち着いている平時には~」「やむをえない場合には~」などの記述があるのに、その判断基準は示されていません。
また「学校でのコロナ対策」は手洗い、窓開け、大声での会話を控えさせる、などの基礎対策に終始して、空気清浄機や検査キットの配備、少人数学級編成などの、予算を伴う措置はありません。

「コロナとつきあっていく」と腹を決めたら、むしろ予算をきちんと付け、科学的に対策する必要がある筈です。
桁外れの感染力、予想できない急変、厄介な後遺症…。そんな感染症だからこそ、PCR検査、治療薬、後遺症のケアなどに、誰もが簡単につながれる体制が不可欠な筈です。
「万全の体制を敷いて、日常を取り戻そう」それが世界のコロナ対策であり、当たり前の事だと思います。
残念ながらそれとは真逆に、「ただ単に、ないかのように振る舞う」事を強いられているのが、今の日本であり学校ではないでしょうか。これが、世界最低レベルの政治によるコロナ対策か…と、怒りとともに思っています。

【連載】れいコラム No.9 #PFAS

東京の西側、多摩地域。地下水が豊かで、昔から「多摩の水はおいしい」と地域の人々に飲まれてきました。
ところが 2019年、その水に有害物質「PFAS(ピーファス)」が含まれていた事が判明しました。
昨年の住民による大規模検査(650人参加)では、過半数の方から重大な健康被害のリスクとされる 20ng/mL超のPFASが検出されました。

PFAS とは「有機フッ素化合物」 という人工物質の総称です。熱に強く、水や油をはじく性質を持ち、様々なものに使用されてきました。
しかし近年、ごく少量でも体に入ると発がん性や免疫力低下など、様々な有害性がわかってきました。更に「永遠の化学物質」とも呼ばれ、自然界では分解されない厄介な物質です。
今、世界で急速に規制が進められています。

多摩地域のPFAS汚染の原因と推定されるのが、米軍横田基地です。
基地はこれまで度々PFASを含む泡消火剤の漏出事故を起こしながら、日本側に通知すらしていませんでした。
そして都も、実は2004年頃から水のデータを取り、基地周辺での高濃度汚染を知っていたのに、黙っていました。
2018年、ある外国人ジャーナリストが基地を告発した事で、驚いた住民達が調べる中、実態が明るみに出てきました。

基地側は日本側の立入調査を拒否して、 「基地が原因とは限らない」 と、信じがたい態度を見せています。
そして、この深刻な状況に国が動こうとしないという、更に信じがたい現状があります。
住民達は実態解明と原因追求のため、更なる検査拡大と、検出されたPFASの成分分析を計画しています。

日本全国に作られた米軍基地。基地周辺のPFAS汚染は、実は横田基地だけではありません。
特に基地が集中する沖縄県では、最も広範囲で深刻な被害が出ています。
そしてどのケースでも、米軍は日本側の立入調査を拒否し、情報開示も拒否し、政府は抗議すらしていません。

アメリカと日本の 「本当の関係」 がどんなものか、怒りとともに気づかされます。
「人間が道を歩く時、アリがいないか、いちいち下を見ながら歩いたりしない」
今日本がされている事は、それと大差ないのではないでしょうか。

「水を汚した責任を取れ。」 そんな当たり前の事も言えずに、逆に言いなりに、自国の社会保障や教育、震災復興に使う筈だったお金まで、軍拡に注ぎ込む。
今、よその国より自分の政府が、私は一番怖いです。

自民党・公明党・維新の会・国民民主党が協力して変えたがっている 「憲法」 が、今、最後の歯止めです。
だからこれら以外の政党を支持しないといけないし、自分なりに拡散していかなければいけない、と思います。