【連載】れいコラム No.4 常に”特盛り”

選挙も終わり改めて自分を見つめてみれば、相当背伸びして、色々な事を引き換えにしていた事に気づきました。新しい仕事も始まり、まずは家の事と体調をきちんと整えようと思い至りました。

引き換えのトップ3は ①掃除・片付け ②家族の食事 ③入浴・睡眠 でした。2人の小学生の親として、ハウスキーパーとして、私の仕事は常に”特盛り”。ある意味ありがたい事ですが、帰宅した瞬間にスイッチを切り替えてこなす事が、どうしてもできない自分がいました。

もう少し分担もしたい所ですが、夫は通常0時過ぎの終業。両親は近所には住んでおらず。これ以上は…という感じです。「脱長時間労働」「ジェンダー平等」の、正に当事者です。

落ち着くまでしばらく朝の駅頭宣伝参加は見合わせますが、もちろん今後も、私は当事者として行動・発信していきます✨

【連載】れいコラム No.3 ある若手技術者の死

5月8日付け赤旗に1人の若手技術者の話が載っていました。東芝グループの社員でシステムエンジニア(SE)をされていたその方は2019年11月、自ら命を絶ちました。

新卒5年目、未経験の分野の開発責任者に据えられ、プロジェクトが迷走する中、心身ともに追い込まれての事でした。背景には東芝の経営危機、凄まじいリストラ、それを主導して大もうけした海外投資家達と、現場の深刻な疲弊がありました。

私も長年SEとして働き同じ風景を見てきました。人を育むゆとりのない現場。責任感ある人々が絞り出すように無理をして疲弊していく現場。「今だけ、金だけ、自分だけ」もうかればいいとの考え方で人や企業を食い潰す投資家…。野放しにしてきた自公政治の責任は大きいと思います。

東芝は今、海外投資家との決別・出直しのため「株式非公開化」を調整中との事で、結果に注目しています。