日本国憲法

【連載】れいコラム No.16 #憲法

実は、私は「日本国憲法」について殆ど何も知りません。今年の夏、ある党員の方の「日本国憲法の前文を初めて読んだ時、涙が止まらなかった」という言葉がきっかけになり、学び始めています。

前文を読んで衝撃的だったのは、なぜこんな重要なものを自分は知らないのか、という事でした。48歳の今まで前文を読んだ事もなく、憲法の理念も成り立ちも知らず、知らない事に気づかずに生きてきました。
私と同世代の多くの人も似たような状態かもしれないと思います。習った覚えがないのです。

憲法を学ぶ事は、太平洋戦争の歴史と経験を学ぶ事と一体だと感じます。子どもの頃から当たり前にその歴史と経験に触れ、様々な意見に触れ、考えを深めていく事が、本来重要だと思います。それでこそ政治への意識も高まるはずです。

学校教育に今一番個人的に望む事はそれです。憲法と一体に太平洋戦争の歴史と経験を学ぶ事…。特定の解釈を押しつけるのではなく。
でも、小5と小2の子ども達に聞くと、学校では戦争の事も原爆の事も憲法の事も、全く習わない、話にすら上らないといいます。
今、選挙の投票率が低いのは、政府のメディア戦略の影響もあると思いますが、根本的には教育の問題が大きいように思っています。

「知らない事に気づく」ためのきっかけ作りを、もっと何かしていけたら…と思います。

投稿者:

関谷れいこ

関谷れいこ

日本共産党(JCP)。1975年生まれ、神奈川県茅ヶ崎市出身。県立湘南高校 → 明治学院大学心理学科卒。2022年9月まで民間企業でSE業務に従事、小学生2人の子育て中。出馬経験1回。(2023年埼玉県議選、さいたま市見沼区)

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