能登半島地震が起きてから、このコラムを書いている今日で20日目です。被災地の方々の状況が、テレビや新聞、SNSなどで伝わってきます。断水が続いている。体育館の床に雑魚寝している。避難所のトイレが汚物であふれ、周囲に悪臭がたちこめている…。
災害が起きた時、政府がまずやるべき事は「被害の全容を把握し、可視化する事」、そして「復旧までの見通しを示す事」ではないでしょうか。被災した志賀原発の件も含めてです。しかし、それらの事が未だになされていないように思います。そしてテレビや新聞も、被災地の様子は伝えても、政府の異様なリーダーシップの欠如は「あえてスルー」しているように見えます。
政治が腐った国に生きるとはこういう事なのか…、被災地で苦しむ方々は明日の自分の姿だ…と思います。泥の中を這うようにしてこの政治を変えていかなければいけない、と改めて思います。
タグ: 志賀原発
【連載】れいコラム No.34 能登地震と原発 #令和6年能登半島地震 #志賀原発
元日に石川県能登地方で地震が発生し、日本海沿岸を津波が襲いました。
私は帰省の車中でニュースを見て、あまりの事に言葉を失いました。そして日本海沿岸にずらっと並んだ原発の事が頭をよぎり、嫌な予感で一杯になりました。
このコラムを書いている1月2日の夜、NHKのニュースで「○○原発 異常なし」と順次テロップが流れる中、「志賀原発 冷却に異常なし」とありました。
なぜ「冷却に」と限定するのか気になり、ネットで調べると、志賀原発は被災していました。
使用済み燃料プールで放射性物質を含む水が床にあふれる。変圧器が破損し油漏れと、それに伴う外部電源の一部喪失…。
現時点では冷却できているようですが、何日耐えられるのかも復旧見通しも不明です。
地震や津波のリスクが高い日本にずらっと原発を並べ、再稼働にこだわる岸田政権がいかに狂っているか、この現実が答だと思います。