【連載】れいコラム No.40 「れいコラム」今までとこれから #つながって一緒に変える

「何も知らずにいた3年前の自分に訴える」をテーマに、2022年10月から統一地方選の予定候補として活動してきました。「つながって一緒に世の中を変えよう」と呼びかけました。

選挙での当選はなりませんでしたが、伝えたいテーマはそのままに、2023年5月から「れいコラム」の連載をスタートしました。
市議会議員とばめぐみさんが毎週発行する「とばめぐみニュース」上で、政治や人権に関する等身大の発見を綴ってきました。

とば市議の名前で発行され不特定多数の方が目にするニュースに、毎週、文章を書かせて頂く…。それは私にとって大きなチャレンジでした。
「読んでるよ!」の声に励まされ、懸命に学んだ1年弱でしたが、体力的な問題で、「とばめぐみニュース」での連載は今回で終了させて頂く事になりました。

これまで読んで下さった皆様に、そして私にこの上ない成長の機会を与えて下さったとば市議に、心からお礼を申し上げます。
「れいコラム」は今後も随時、ブログとSNSで続けていくつもりですので、今後ともよろしくお願い致します。

今までとこれから #つながって一緒に変える

【連載】れいコラム No.24 #保育

いつもこのコラムを連載させて頂いている、週刊「とばめぐみニュース」。2週間前に発行された No.228 号でとば議員が詳しく取り上げたのが、さいたま市の「放課後子ども居場所事業」(仮称)です。
この事業の問題点は、ごく簡単にとらえるなら、誰でも利用できるようにするかわりに子ども達の「保育」を放棄して、「物理的な居場所提供&ただの見守り」にすり替える、という点だと思います。

先日、子どもの学童を経由して、この事業についてのアンケートに回答するよう市からプリントが来たので、回答しました。
「就労要件を満たさずとも、月4千円で17時まで子どもが小学校内で過ごせる事業があれば利用したいか?」との趣旨の設問がありました。「子どもを保育する」という表現をうまく避け、保護者の負担軽減ばかり強調する文章に、ずるさを感じました。「多くの保護者が希望しているので進めます」と言うための誘導か?と疑いました。

活気にあふれ、思った事が即言葉や行動につながるのが子どもです。子どもの集団には日々、ケンカやいわゆる「ヒヤリ・ハット」 な事、予期せぬ出来事が色々と起きるのが当たり前です。だからこそ学童保育には定員が設定され、指導員が子ども達に関わり、安心・安全な集団にしています。
個々の指導員のキャリア、あるいは人数自体が不足するなどして、指導員の影響力が弱まると、たちどころに子どもの集団は不安定になっていきます。力のある一部の子が集団を牛耳るようになったり。悪ノリ、悪ふざけ、いじわるなどで嫌な思いをさせる子ども、させられる子どもが出てきたり。物が壊される事が多くなったり、場合によってはけが人が出たりもします。私と子ども達は、これまでの10年間で身をもってその事を体験してきました。

私達保護者が必要としているものは、「物理的な居場所&ただの見守り」ではなく、自分に代わって責任をもって子どもを預かり、育んでくれる「保育」 であり、安心・安全な子どもの居場所です。